賃金制度の“要”は評価 「人の評価」と「仕事の評価」を明確に区別する。 成果主義という表現が多く使われているが、 個人の能力評価について成果主義とは言わない。 会社の業績評価についてのみ、成果主義の用語が使用されるべきである。 |
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「人の評価」能力評価 (個人の能力評価) |
「仕事の評価」業績評価 (企業の業績・成果) |
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・適用 基本給査定に適用する。 ・査定方法 職能(職務)資格制度 人事評価制度など (目標管理による目標達成度) ・原資 経営管理上の昇給原資または労使妥結額であ るが、基本給総額枠内においては、大きな評価 査定はできない。 小幅査定に留めるべきである。 |
・適用 会社の行う政策的奨励金とか賞与制度に適 用する。 ・査定方法 基本給査定と略々同じ ・原資 業績に対して一定の配分率をかけたもの。 評価査定は大きく差をつけることが肝要。 原資100%を成果配分とし、基本給の後払い的 要素 は一切見ない。 |