ダイレクトコスティングと付加価値を中核とする
         戦略受注計数管理システム



システム設計の手順

1 製品群類別基準の設定
自社の付加価値管理に見合う最適の製品群別とは、
いかにあるか。
業界別、用途別、機能別、ユーザー別、受注チャネル別、
重量別、金額別など、企業の管理目的に応じた類別をす
ることが重要てす。
これは直接変動費(原価)の標準化により最適受注価格の
実現を計るためのものです。
受注メーカーでは、15〜20群が普通。
2 製品群別売価構成値の現状把握
製品群類別基準に基づき、売上高、変動費(率)、付加価値
額(率)の実績数値を測定し、製品群ごとに価格の基本方
針として、市場性、価格政策、技術ノウハウ、前年実績
等を勘案のうえ、標準付加価値率を政策決定する。
この場合、販売方針、生産方針を営業部長、生産部長の
共同立案で、明確に設定することか大切です。
この標準付加価値率の設定がなければ、受注基本方針は
策定できません。
3 製品群別直接原価、付加価値率の政策決定(政策数値の策定)
4 付加価値の生販分割基準の策定
製品群別に設定された総合標準付加価値を、生産付加価値と
営業付加価値に区分し設定する。
生販両部門の1人当り生産性を同一視する考え方に立つて、
両部門の人数、または人件費、経費で比例分割することか゜
妥当です。
全社間接部門費用、営業外収支(+−)は生産部門に入れて
割合をみる。一般的には、営業20、生産80。
5 売価指数の策定(売価率)100÷直接変動費率
6 生販仕切値指数の策定(仕切率)仕切率÷直接変動費率
7 生産付加価値率
8 販売付加価値率
9 ガイドライン表


ガイドライン表
製品群ABC-----
付加価値率65%56%---------
直接変動費35%44%---------
付加価値-生産-8052%46%---------
付加価値-営業-2013%10%---------
仕切値率87%90%---------
仕切値指数2.492.05---------
売価指数2.892.27---------
生産付加価値率60%51%---------
営業付加価値率13%10%---------